「侍ジャパン応援『WBC展』」の寄せ書きコーナーに書き込まれたファンのメッセージ=東京・赤坂 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表が3大会ぶり3度目の優勝を決めた22日、東京・TBS赤坂BLITZスタジオホワイエで開催中の展示会「侍ジャパン応援『WBC展』」(入場無料)の入場者数が3万人を突破したことが分かった。
この日は米国との決勝戦の激闘をモニターで繰り返し放映。村上宗隆内野手(23)=ヤクルト=が放った打球速度185キロの特大本塁打や、大谷翔平投手(28)が米国主将でエンゼルスの同僚、マイク・トラウト外野手(31)を空振り三振で仕留めたシーンなどが流れると、来場者は小さくガッツポーズするなど感動を追体験していた。
同展は2月18日の開催から約1カ月が経過。寄せ書きコーナーには「めざせ日本世界一!」などのメッセージがぎっしりと書き込まれ、関係者は「愛のあるファンの声援が世界一が後押しした」と実感していた。
会場では大谷投手着用の代表ユニホームや、日本ではレアなラーズ・ヌートバー外野手(25)=カージナルス=のサイン入り帽子などを展示。2006年の第1回大会で日本が優勝した際に制作されたイチロー氏(49)=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=のチャンピオンリングや使用バット、巨人・原辰徳監督(64)が所有する第2回大会(09年)の優勝メダルなど貴重な十数点が飾られている。