2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督を務め、初代王者に導いたソフトバンクの王貞治球団会長が22日、電話取材に応じ、3大会ぶりの優勝を果たした日本代表を「素晴らしかった。強かったですよ」とたたえた。
自宅で勝利の瞬間を見届けたといい「投手たちがよく頑張った」と勝因を挙げた。投打でチームをけん引し、大会最優秀選手(MVP)に輝いた大谷翔平(エンゼルス)の活躍に「このWBCをよく盛り上げてくれた」と感謝した。
第1回大会で自身がつけた背番号「89」を背負って戦った栗山英樹監督を「優秀な選手が集まっただけに、使い方は難しかっただろう。でも決断すべきところはして、すごいなと思った」と称賛。不振の村上宗隆(ヤクルト)を信じて起用し続けるなどした采配を高く評価し「彼にとっては揺るぎない起用法だったと思う。本当にお疲れさまでしたと言いたい」とねぎらった。