5回、2死一、二塁のピンチを切り抜け雄たけびを上げる高橋宏=マイアミ(共同) (WBC決勝、日本3-2米国、21日、米国・マイアミ)高橋宏(中日)は力を出し切り、1回無失点と好投した。3―1の五回から登板。安打2本で2死一、二塁のピンチを招いたが、昨季ナ・リーグ本塁打王のシュワバー(フィリーズ)を中飛に仕留め、大きく右拳を握った。「足が震えたが、何とか全力で腕を振っていった」と興奮冷めやらぬ様子だった。
チーム最年少の20歳。米国の法律で飲酒が可能なのは21歳以上のため、優勝後のシャンパンファイトは水を飲んで我慢したという。「最後にみんなから水をかけられた。(次回大会は)中心になれるように頑張る」と誓った。(共同)