試合前練習でフリー打撃に臨む大谷翔平。奥左はアメリカのマイク・トラウト=米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク(撮影・長尾みなみ) (WBC決勝、日本―米国、21日、米国・マイアミ)侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が試合前会見に登壇。先発を託した今永には「ずっと見てもらった方には、ボールの状態が非常にいいというのは誰が見ても分かるので、迷いなく『いくよ』と話はしました」と万全を強調した。
総力戦が見込まれる中で、ダルビッシュや大谷の登板の可能性についても言及。「チームからお預かりしているので、いくのであれば、きちんとそういったもの(球団との確認)を踏んでいきます。選手に大丈夫ですかと。選手は球団と話をしているので、そういうことです」と語った。
3大会ぶりの世界一奪還をかけ、前回準決勝で敗れた米国との初の頂上決戦に「もちろんあれだけの選手がそろっているので、ある程度、点も取られる可能性もあると思っている。少し幅を広げながら、点を取られても慌てないで1点ずつ返しながらこちらの流れに持ち込めれば、日本にもいい打者がいるので一気に点が取れる可能性がある。我慢というか、大きく野球を見ていかないといけない」とゲームプランを明かした。