最後の相手は米国。1次リーグではメキシコに敗れるなど苦しむ場面があったが、スターが並ぶ強力打線が本領を見せ始め、キューバとの準決勝は14-2で快勝した。
主将はメジャー通算350本塁打のトラウト。大谷との同僚対決が注目される。キーマンは〝恐怖の9番〟ターナー。ここまで4本塁打、10打点と好調で、2度の盗塁王に輝いた足と昨季21本塁打のパンチ力は、日本にとって脅威だ。
決勝の先発マウンドには34歳のケリーが上がる予定。韓国SKでのプレー経験がある遅咲きの右腕で、昨季はダイヤモンドバックスバックスで13勝8敗、防御率3・37をマークした。今大会は1次リーグ・コロンビア戦に先発し3回2失点。150キロ前後の直球とチェンジアップ、シンカーなど多彩な変化球を持つ総合力の高い投手だ。
守護神は通算105セーブのプレスリーが務める。昨季33セーブを挙げ、ワールドシリーズでは5試合無失点でアストロズの世界一に貢献。今大会も3試合で無失点と安定感を見せている。