ラグビー・リーグワン1部のトヨタに加入するSHアーロン・スミス(34)、SO/FBボーデン・バレット(31)のニュージーランド(NZ)代表のスーパースター2人が22日、オンラインで入団会見した。
日本のチームに加わるのは初めてとなるスミスは「とても楽しみにしている。速いテンポの日本のラグビーを学べる機会。姫野とも再会できる」とハイランダーズ(NZ)でともにプレーした日本代表NO・8姫野和樹(28)と同じチームになる喜びも表した。2021年にトップリーグのサントリー(現東京SG)でプレーしたバレットは「サントリーにいたとき、日本でいい時間を過ごせたので、また戻ってきたいと思っていた。トヨタとは対戦した印象として、とてもフィジカルなチーム」と話した。
トヨタには、2019年W杯でNZ代表を率いたスティーブ・ハンセン氏(63)がディレクター・オブ・ラグビーを務めている。スミス、バレットとも「スティーブからいろいろな情報をもらって、誘われた。彼はトヨタに勝つ文化を植えつけようとしていて、彼との信頼関係もある」と口をそろえ、トヨタ入りの理由にハンセン氏の存在が大きかったと明かした。
NZ代表は、21日に次期ヘッドコーチとしてスコット・ロバートソン氏(48)=クルセーダーズ・ヘッドコーチ=の就任が発表された。来日後の代表活動について、スミスは「それについては自分ではコントロールできないこと。2023年にbストを尽くすことしかない」と述べ、バレットは「まずは今季のスーパーラグビーでしっかりプレーして、(W杯開催地の)フランス行きの飛行機に乗れれば。ただ、まだここから先のキャリアは長いと思っている」と話した。
また、スミスは対戦したい選手に南アフリカ代表SHファフ・デクラーク(31)=横浜、ハイランダーズで同僚だった元日本代表SH田中史朗(38)の名を挙げた。2人とも日本のとんこつラーメンが好物で、「ウエートコントロールもあるので、週に1~2度かな」(バレット)と懐かしい味も楽しみにしているようだった。