優勝し、飛びはねる牧秀悟と大谷翔平(右)=米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク(撮影・水島啓輔) (WBC決勝、日本3―2米国、21日、米国・マイアミ)牧秀悟内野手(24)=DeNA=は、初出場のWBCで優勝を果たし「このメンバーで世界一をとれてよかった。1カ月は短かったですけど、本当に充実した1カ月で学ぶことも多かった」と胸を張った。
昨季から4番としての心得を学ぶなど交流があった鈴木誠也が、大会直前に無念の出場辞退。熱望していた憧れの存在とのプレーはかなわなかったが、「応援してるわ」というメッセージに「頑張ります!」と返した宣言通りに、世界一を奪還した。
決勝こそ出番はなかったが、1次リーグでチームトップに並ぶ2本塁打。11日のチェコ戦では、大差がついたことで大谷(エンゼルス)の代打として立った打席でも一発を放ち「本当にやりづらい打席でしたけど、何とか歓声に変えることができてよかった」と振り返った。
印象に残ったシーンには、準決勝のメキシコ戦での村上(ヤクルト)のサヨナラ打を挙げ「やっぱりムネが苦しんだ中で最後に打ったところから、すごくチームとしてまとまった感じがした」と語った。