2回1失点で降板した今永昇太=米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク(撮影・水島啓輔) (WBC決勝、日本3―2米国、21日、米国・マイアミ)侍ジャパン・今永昇太投手(29)=DeNA=が今大会初先発。最強打線を相手に、2回4安打1失点と粘り、勝利投手となった。
一回はトラウトに右前へポトリと落ちる不運な二塁打を許すも、昨季MVPのゴールドシュミットをチェンジアップで3球三振に仕留めるなど無失点。二回は絶好調のターナーに一発を浴びたが、その後のピンチは粘って最少失点で切り抜け、その裏に味方が逆転した。
「本塁打を打たれたのは、投げてはいけないコースで反省点。その後を抑えて1点でいけたのは良かった」
直球の最速は151・7キロをマーク。回転数は最高で「2658」を記録するなど、この日もメジャートップ級の数値を連発した。