(WBC決勝、日本3-2米国、21日、米国・マイアミ)元プロ野球・日本ハムの杉谷拳士氏(32)が、WBCで世界一に輝いた侍ジャパンの優勝記者会見に登場。元同僚の大谷翔平投手(28)=エンゼルス=に一蹴されてしまう場面があった。
会見に参加した杉谷氏は、「無職の杉谷拳士です。感動の試合で会見場に紛れ込んでしまいました。すみません」とジョークを飛ばしつつ、自身の日本ハム時代に監督を務めていた栗山英樹監督(61)に質問。決勝前にダルビッシュをリリーフ、大谷をストッパーとして起用するシナリオを描いていたのかと問いかけた。
栗山監督は「シナリオ…?」と困りながらも、「あーいう形になったのもいろんな要因が重なってなった。でも理想的にこうなったらいいなっていうのはずいぶん前から。去年の段階からいろんなことは考えてました」と明かした。
杉谷氏は大谷にも質問。「宮崎キャンプ、強化試合、1次ラウンド、準々決勝、準決勝、決勝と、私、常に侍ジャパンのそばで戦っていたつもりです。ただ、私、ひと言も大谷選手としゃべれていません。はたして私のことを覚えてらっしゃいますでしょうか?」と冗談交じりに聞いた。
これに大谷は「まあ、なんとなくは」と苦笑い。杉谷氏は「これを機に覚えていただけるとありがたいです」とうれしそうに応じていた。