サヨナラ勝利に喜びを爆発させる村上宗隆(中央左)、大谷翔平(同右)ら侍ジャパンナイン=米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク(撮影・長尾みなみ) (WBC準決勝、日本6×-5メキシコ、20日、米国・マイアミ)3大会ぶり3度目の優勝を狙う日本は4-5の九回無死一、二塁の場面で村上(ヤクルト)が中越えにサヨナラ二塁打を放ち逆転サヨナラ勝ち。3大会ぶりの決勝進出を決めた。日本は21日(日本時間22日午前8時開始)の決勝戦で米国と対戦する。
1点を追う九回、「3番・DH」で先発出場の大谷翔平投手(28)=エンゼルス=が先頭で打席に立ち、右中間へ二塁打を放った。最後は村上の一打で同点のホームを踏み、この日は4打数2安打1四球と活躍。試合後のインタビューでは決勝での二刀流の可能性にも言及した。
大谷の主な一問一答は以下の通り。
——決勝進出が決定
「簡単に勝てないというのは分かっていましたけど、まさかこんなゲームになるとは思っていなかったので、本当にムネがきつかったと思うので、最後の最後、本当にいいバッティングを見せてくれたので、本当に最高の形で明日を迎えられるんじゃないかと」
——九回に二塁打
「四球でもいいと思って、甘いコースだけ打ちたいなと思ったので、必ず塁に出るというのは自分自身ではもう決めてましたけど、セカンドまで行けたというのがすごい大きかったと思います」
——またチームは1つ強くなった
「そうですね、全員でキャッチャーも3人とも出てもらって、ピッチャーも本当に苦しい中相手のバッティングも素晴らしかったと思うんですけど、つないでつないで最後にああいう形にできて、いい明日がむかえられるんじゃないかと思います」
——村上にはどんな言葉を
「人一倍バットも振っていましたし、必ず打ってくれるというのは、吉田さんもそうですけど、後ろの2人、僕が塁に出れば必ず1点取れると思っていましたので、本当にいいバッティングだったと思います」
——明日の決勝へ
「本当に最高の舞台で最高の相手だと思うので、楽しむ気持ちを持ってまず明日を迎えたいですし、当然緊張すると思うんですけど、必ず勝つんだっていう強い気持ちを持って全員で頑張りたいと思います」
——救援登板の可能性は
「源田さんもそうですけど、みんな目一杯、シーズンはまだ始まってないですけど身を粉にしてチームのために頑張ってくれているので全力で準備したいですし、まずはそういう展開にしっかり持ち込むというのが大事だと思うので、1打席目からしっかりとそういう気持ちを持って頑張りたい」
——野球少年へ
「本当に何回かチーム全体として折れかけていたと思うんですけど、最後まで諦めないという気持ちだけでつないでつないでああいう形になったと思うので、本当にみんな素晴らしかったと思います」