7回日本2死一、二塁、吉田の同点3ランで両手を広げて塁を回る一走大谷=マイアミ(共同) (WBC準決勝、日本6×―5メキシコ、20日、米国・マイアミ)3大会ぶり3度目の優勝を狙う日本は1点を追う九回無死一、二塁の場面で村上(ヤクルト)が中越えに2点二塁打を放ち逆転サヨナラ勝ち。3大会ぶりの決勝進出を決めた。日本は21日(日本時間22日午前8時開始)の決勝で米国と対戦する。
劇的な勝利の興奮冷めやらぬ中、米メディアは既に日本―米国の決勝に注目。公式サイトは「決勝は、世界一を決めるチャンピオンシップゲーム。WBCが開始した時に誰もが期待した対戦が実現、マイク・トラウト対チームメイトで世界一のスター大谷翔平が対決する。大谷対トラウトが対戦するのは真の1試合のみのワールド・シリーズだ」とし、日本代表について「日本は大リーグに挑戦する素晴らしい選手を次々に送り出してくれるが、今回は日本のために最強の米国チームと対戦する機会を得た」と伝えた。
また、米国はキャプテンを務めるトラウトに注目。「トラウトのプレーオフ経験は通算3試合、1本塁打のみ。“キャプテン・アメリカ”と呼ばれるトラウトにとって決勝はキャリアでも最も大きいことかもしれない」と報じた。
FOXスポーツ(電子版)でも大谷―トラウト対決に焦点を当て「決勝で大谷は先発ではなく打者のみDHで出場。しかし救援で登場する可能性はある。そうなった場合、接戦の九回に大谷とトラウトが試合を決める対決をするかもしれない」と期待している。