日テレアナが立ち上げたアパレルブランド「Audire(アウディーレ)」の服をまとい、決意を新たにした岩本アナ=東京・港区(撮影・松井英幸)
ギャラリーページで見る日本テレビの岩本乃蒼アナウンサー(31)が5月から休職し、大学院生として災害報道について学ぶことが20日、分かった。同期入社した夫の転勤を機に「キャリアサポート休職制度」を利用して最長3年休職。水~金曜レギュラーの「news zero」は3月末で卒業する。本紙の取材に応じ「さらに成長して復職することを目指します」と前向きに誓った。
決意を固めた岩本アナの表情は晴れやかだった。日テレアナウンサーとして異例の選択。新たな道を切り開くべく、言葉に力を込めた。
「防災の分野のニュースを伝える中で感じていた疑問や課題を、春から大学院で学び、研究することに致しました」
同局では2021年6月から、資格取得や留学、配偶者の転勤への同行などに伴い休職できる「社外チャレンジ休職制度」を導入。22年12月から内容を拡充した「キャリアサポート休職制度」として運用されており、岩本アナは夫の転勤をきっかけに制度を利用して最長3年休職する。
水~金曜レギュラーの「news zero」(月~木曜後11・0、金曜同11・30)は31日の生出演をもって卒業。「3分クッキング」(月~土曜前11・45)は4月中まで収録に参加する。
大阪市出身で、3歳だった1995年1月に阪神・淡路大震災を経験。慶大環境情報学部2年の2011年4月から2年間、同局系「ZIP!」のリポーターとして東日本大震災などの災害報道に触れ、13年に防災士の資格を取得した。