メキシコのパトリック・サンドバル=米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク(撮影・水島啓輔) (WBC準決勝、日本-メキシコ、20日、米国・マイアミ)侍ジャパンは20日(日本時間21日午前8時開始)の準決勝でメキシコと激突。勝てば3大会ぶりの世界一をかけて21日(同22日)に米国と対戦する。日本-メキシコの顔合わせは2006年大会の2次リーグ以来、2度目。
メキシコ先発のパトリック・サンドバル投手(26)=エンゼルス=は四回まで日本打線を3安打、6奪三振に抑えている。昨季6勝9敗ながら、防御率2・91の成績を残した左腕が好投。SNSでは「エンゼルスは大谷とサンドバルがいてなぜ『なおエ』が起きるのか?」といった声が上がっている。
なお、今大会ではリリーフ左腕のキハダがベネズエラ代表として出場しており、3登板、計2回1/3を投げ、3失点、防御率11・57となっている。
「なおエ」とは、「なおエ軍は敗れた」の略で、大谷が活躍しながらもエンゼルスが敗れた際の記事の文末に出てくる言葉を縮めたもの。マリナーズ時代のイチローが活躍してもチームが敗れた際に登場した「なおマ」が発祥とされる。