ウオーミングアップ後、引き揚げる巨人・菅野智之(撮影・斎藤浩一) (オープン戦、巨人0-4日本ハム、19日、東京D)巨人・原辰徳監督(64)が19日、日本ハムとのオープン戦(東京ドーム)後に取材に応じ、18日の同戦で右肘の張りを訴え、1回21球で降板した菅野智之投手(33)について言及。開幕投手を含めた開幕ローテーション入りの可能性を残した。
「しばらく1軍に帯同した形で調整をする。要するにまだ上(1軍)で調整をしたいということは(菅野が)ファイティングポーズを取っているということだと僕は感じています」
菅野はこの日、試合前練習の投手ミーティングに姿を表したが、グラウンドでの練習には参加せず。阿波野投手チーフコーチは病院での精密検査は受けていないとした上で「もうちょっと様子を見る」と説明した。
試合は新外国人左腕、グリフィン(前ブルージェイズ)が5回3安打1失点(自責点0)と好投。指揮官は31日の中日戦(東京ドーム)に登板する開幕投手を「言えない。まだ時間はある」とけむに巻いた。
先発で好投する巨人・グリフィン(撮影・斎藤浩一)この日の西武とのイースタン・リーグ開幕戦(ジャイアンツ球場)では1軍から送り込まれた赤星が4回1失点。開幕ローテについて阿波野コーチは「構想はつくっていますけど。どのような順番というのはちょっと待ってもらいたい」と明言を避けた。菅野の登板可否を含めた最善のローテを導き出すため、慎重を期す。(谷川直之)