棋王のタイトル獲得から一夜明け、記者会見で「六冠」の揮毫を披露する将棋の藤井聡太六冠=20日午前、栃木県日光市(飯田英男撮影) 将棋の第48期棋王戦五番勝負で棋王位を奪取し、6冠を達成した藤井聡太新棋王(20)=棋聖・竜王・王位・叡王・王将=が20日、栃木県日光市内で一夜明け会見に臨んだ。
シリーズでは渡辺明前棋王(38)=名人=に挑み、3勝1敗で棋王位を奪取。羽生善治九段(52)に続く史上2人目、史上最年少20歳8カ月で6冠を達成した。
1月からの王将戦、2月からの棋王戦を制して過密日程を駆け抜けた。リラックスする時間について聞かれると「タイトル戦は普段行けないようなところに行くことが多いので、そういうことも楽しみの1つです」。将棋以外でしたいことは「それほどこれまでと何か大きく変わるということではないんですけど、今回もこちらに来るときに東武線に初めて乗ることができて楽しかった。特に鉄道に乗る機会も少しずつ増やしていければと思います」と笑顔で〝乗り鉄ぶり〟を発揮していた。