守備練習に臨むラーズ・ヌートバー=米フロリダ州マイアミのローンデポ・パーク(撮影・水島啓輔) 【マイアミ(米フロリダ州)19日(日本時間20日)】米国出身の日本代表、ラーズ・ヌートバー外野手(25)=カージナルス=は準決勝が〝凱旋(がいせん)試合〟となる。「最高だ。(ローンデポ・パークは)昨季プレーする機会があったから分かっていたけど、このメンバーと一緒に練習できたことはとてもエキサイティングだった」と時差の影響を感じさせないエネルギッシュな姿を見せた。
フェンスの打球処理などで外野手に助言を送ったといい、メキシコ先発のサンドバル(エンゼルス)には「とても良い先発投手で、大リーグでもよく知られている有名な選手。ありがたいことに大会序盤で多くの左腕と対戦してきた。皆、準備万端で臨むだろう」とリードオフマンとして決意を示した。
日本人の母を持つ日系侍。18日(日本時間19日)には大谷、村上らと日本食料理店で会食した。米国がベネズエラを破った準々決勝を見ながらだったといい、米国のターナー(フィリーズ)が放った逆転満塁本塁打に大興奮だったという。「クレイジーだった。球場のエネルギーを感じるのが待ち遠しい」。準決勝でも活躍し、コショウをひくしぐさを模した「ペッパーミル・パフォーマンス」を披露する。(横山尚杜)