ドキュメンタリー映画「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」の舞台あいさつに登場した左から鮎川陽子さん、知慧子さん、唯子さん、純子さん 1月に死去したロックバンド、シーナ&ロケッツのリーダーでギタリスト、鮎川誠さん(享年74)のドキュメンタリー映画「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」(寺川致監督、公開中)が19日、東京都内で上映され、長女でモデル兼画家の鮎川陽子(46)ら家族が舞台あいさつを行った。
この日は陽子と双子の次女でシナロケのマネジャー、純子さん(46)、2015年に死去した妻で同バンドのボーカル、シーナさん(享年61)の後を継いでシナロケのメンバーとなった三女、知慧子(39)、純子さんの娘の唯子さん(8)らが登壇した。
陽子は「両親のやってきた音楽とか、そういうものをこういう風に映画にまとめていただいて、本当にうれしく思っています」と感謝し、父の印象について「父は(ギターの)レスポールが世界一似合っていてかっこいいロッカー」と笑顔。
純子さんは「どのシーンも胸がいっぱいになる」と涙を浮かべ、「ロックは人を元気に勇気づけてくれる音楽なので、まだ悲しい気持ちや複雑な気持ちもいっぱいあるんですけど、最高の思い出ばかりなので、それを胸に頑張っていきたい」と前を向いた。
鮎川さんの誕生日である5月2日に東京・下北沢シャングリラで追悼ライブ開催予定。知慧子は「父と母が愛した音楽を一人でも多くの人に伝えていきたい」と誓った。