一回、ソフトバンク・増田珠を併殺打にしとめ、グラブをたたくDeNA・東克樹(撮影・渋井君夫) (オープン戦、ソフトバンク4-2DeNA、19日、ペイペイD)DeNA・東克樹投手(27)は6回3安打無失点と結果を残したが、一、二回と先頭打者への四球からピンチを招くなど、三回までは毎回得点圏に走者を背負い、62球を要する苦しい投球だった。
「前回同様の立ち上がりにしてしまった。結果としてゼロに抑えたのはよかったけど、同じミスをしてしまった。いいピッチングとはいえない」
四回からは立ち直り、六回まで一人の走者も許さず、「ストライクゾーンで勝負できた」と残りの3イニングは31球でまとめた。
東は前回12日の中日戦(横浜)で5回9安打6失点。一回に5点を失った投球内容に試合後の三浦監督も「競争の中でも大きく後退した」と厳しかっただけに東は「ラストチャンスと思って、覚悟をもってマウンドに立った」と心境を語った。
「ゼロでよかったけど、首脳陣にとっていいようにうつらなかったかなと思います」と神妙な表情で振り返った。