高安を突き落としで破り全勝対決を制した翠富士(左)=エディオンアリーナ大阪(撮影・斉藤友也) 大相撲春場所7日目(18日、エディオンアリーナ大阪)高安は小兵の翠富士を相手にかち上げでいった。その選択は悪くなかったが、翠富士の体を起こしきれずその後が止まってしまった感じで、突っ張りも手が伸びなかった。翠富士は下から下からとあてがって抵抗し、機を見ての突き落としで高安はつっかい棒が外された感じだ。
単独トップに立った翠富士は、6日目の遠藤戦でも決めた得意の肩透かしなど思い切りのいい相撲を取る。貴景勝も休場し、ほとんど力の差のない三役陣や平幕上位誰でも優勝のチャンス。心臓が強く緊張しないようなタイプの翠富士だけに、いっちょう暴れ回ってやろうと気合十分だろう。(元大関武双山)
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