プエルトリコを破って準決勝進出を決め、喜ぶメキシコの選手たち=マイアミ(AP=共同) (WBC準々決勝、メキシコ5―4プエルトリコ、17日、マイアミ)メキシコが逆転勝ちで初の準決勝進出を決めた。20日(日本時間21日午前8時開始)の準決勝で対戦する。
アレックス・バードゥーゴ外野手(26=レッドソックス)は3点を追う五回1死満塁の好機から中前適時打を放ち、勝利に貢献。前回大会に続きWBC2度目の参加となるバードゥーゴは、日本との準決勝に向け「日本との対戦はとても楽しみ、勝ち進んでいくことがこのトーナメントの全て。日本との対戦はタフになるが、自分たちもエキサイティングなチームだし、このまま勢いに乗って進んでいきたい」と意欲。
レッドソックスでチームメートの吉田正尚外野手(29)について問われると「とても楽しみ、吉田は素晴らしい選手。対戦することも楽しみだが、大会の後に一緒にプレーすることはもっと嬉しいこと。(吉田が米国入りして)まだ話していないから会って話すのが楽しみだ」と笑顔で語った。
また先発登板が予想される佐々木については「100マイル(約161キロ)を投げる選手だよね? ハイライトの動画を少し見ただけだから彼の投球に関してはあまり知らないけど、研究する。力強い腕を持った選手だと思うから、タフな対戦にはなるね」と警戒した。
一方、2006年の第1回から5大会連続で参加する41歳左腕オリバー・ペレスは「日本代表は手強い相手でいつの時代であろうと素晴らしいチームだ。でもメキシコは今とても勢いに乗っている。(優勝候補の)ドミニカ共和国にも勝ったプエルトリコを倒した。このままの勢いでさらに先に進みたい」と力を込めた。
メジャーで20年間プレーしたベテランは今季からメキシコリーグでプレー。WBC第1回大会からの連続出場はベネズエラ代表のカブレラ(タイガース)との2選手のみで、今大会ではまだ出番がなく準決勝で投げる可能性もある。
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