陸上の春季オープンが17日、東京・国立競技場で開催され、2021年東京五輪女子100メートル障害代表の寺田明日香(33)=ジャパンクリエイト=が女子200メートルに出場した。全体では3番目となる24秒63で、レース後は「疲れたー!」とさわやかな笑顔を見せた。
陸上・春季OPに出場した寺田明日香「母に中1の時に走ったことあるよと言われたけど、記憶にございません」という専門外の200メートルで異例のシーズンイン。この種目を選んだのは「大半はノリ」としつつも、「長い距離を走った方が調子がいいとわかっていた。来年のパリ五輪に向けて苦手を克服しようと思った」と寺田。専門の100メートル障害は織田記念(広島、4月29日)が最初のレースとなる予定だという。
8月の世界選手権100メートル障害は参加標準記録(12秒78)を突破しての出場を目指し、「タイムでいければ勝負しに行くが、ポイントで行くのは考えていない。それだったら来年に向けてやっていく」ときっぱり。「例年の3月よりも調子がいい。スピードも上がってきて、丁寧に痛いところなく走れればそんなに(標準突破は)難しくない」と手ごたえを語った。
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