(オープン戦、ロッテ3―4西武、17日、ゾゾマリン)西武・金子侑司外野手(32)が1軍に合流して1番打者として1安打2盗塁。「元気に走れるところを見せたかった。いい形で自分のプレーができた」と満足そうに振り返った。
一回先頭で中前打を放つと、すかさず二盗。1死後に敵失に乗じて先制のホームを踏んだ。三回は併殺崩れで一塁に残り、この日2度目の二盗を成功させた。
昨季は5月に右太もも裏肉離れで出場選手登録を抹消され、8月の復帰戦で同じ箇所の肉離れを発症。44試合の出場で3盗塁に終わった。今季はキャンプをB班(2軍)で迎え、入念な調整を続けてきた。
外野のレギュラーはまだ決まっていない。過去に2度、盗塁王に輝いた金子は「開幕前に1軍に来られたので、あとは自分のやれることをやるだけ」と闘志を燃やした。(石井孝尚)