イタリア代表に選出されたが、個人的事情で辞退となったエンゼルスのマックス・スタッシ捕手(31)が、16日の日本-イタリアの準々決勝の展望を語った。昨季は102試合出場して大谷翔平投手(28)らとバッテリーを組み、投手陣を牽引(けんいん)。イタリア代表の注目選手を挙げた。(取材構成・丹羽政善通信員)
1次リーグA組のイタリアは4試合目のオランダ戦に勝利し、全5チームが2勝2敗。最初はどこが準々決勝に進むのか分からなかったよ。イタリアが2位で進出し、日本と対戦することが分かったとき、感慨深いものがあったのと同時に「日本戦に出場したかった」という思いがこみ上げてきた。
イタリア戦では翔平が先発すると聞いた。エンゼルスの同僚で翔平と仲良しのDa・フレッチャーとも対戦することになるから、興味深いね。翔平のことだから、三振に仕留めてあとでフレッチャーをイジるつもりじゃないかな。
注目選手のフレリクは2021年のドラフト1位でブルワーズのトッププロスペクト(有望株)。今季はメジャーに昇格してくると思うけど、素晴らしい打者だ。フレッチャーの弟のドミニクもダイヤモンドバックスのプロスペクト。既にメジャーで活躍しているロイヤルズのロペスとパスクアンティノも好打者だ。
彼らが翔平を打てるかって? 一体俺が、どれだけ翔平のすごい球を受けてきたと思ってるんだ。翔平と対戦しなくてもいい、ということに関してはホッとしているということだよ。翔平からそんなに点は取れないだろう。イタリアの投手陣がどれだけ日本の打線を抑えられるかが、勝負の行方を左右するとみている。(ロサンゼルス・エンゼルス捕手)