守備練習に励むDa・フレッチャー。大谷の同僚が日本の前に立ちはだかる(撮影・長尾みなみ) イタリア代表のダビッド・フレッチャー内野手(28)=エンゼルス=は15日、東京ドームでの初練習後に記者会見に臨み、同学年で仲の良いエンゼルスの同僚、大谷との対決に「翔平、いざ勝負という感じ。彼のことはいつも後ろから見ていて、対戦するのは非常にエキサイティング」と胸を躍らせた。
175センチと小柄ながら鋭いスイングで、ボール球も安打にする高いコンタクト力の持ち主。メジャーでは通算501試合に出場し通算・324と高い出塁率を誇る。前日14日には人気ラーメン店「一風堂」でラーメンとぎょうざに舌鼓を打ち、この日夜はすしも堪能。初めて訪れた日本をエンジョイしている。
フレッチャーらイタリア系米国人が多いチームだが、全員がジョン・マルコGMをまねして〝イタリア人風口ひげ〟をたくわえて団結。集中打を武器に、オランダなどが本命視されたA組を勝ち上がった。
イタリアはこの日、守備練習に重点を置き日本戦に備えた。米大リーグ、ドジャースで野茂英雄とバッテリーを組み、強打の捕手として日本でも人気が高かったピアザ監督は「厳しい戦いになると思うが、勝つチャンスは十分にある」と不敵な笑みを浮かべた。(浜浦日向)