岡田監督はDeNA戦に備えて横浜へと移動する。不振の大山にハッパをかけた もう待てへん!? 阪神・岡田彰布監督(65)が13日、10泊11日の関東遠征に向け、新幹線移動する前に新大阪駅で取材対応。オープン戦絶不調の大山悠輔内野手(28)に「ちょっと明るい兆しくらいは(見せてほしい)な」と懇願した。14日からのDeNA2連戦(横浜)を皮切りに敵地での4カード&7試合は、31日に開幕する公式戦への最終チェックの場。不振の4番に、結果を求めた。
そろそろ安心させてくれへんか? 新型コロナウイルス感染拡大防止のマスク着用が自己判断となったこの日、観光客でごったがえす新大阪駅で、岡田監督は「開幕メンバーを決める」と位置づけていた関東遠征を前に、悲痛な叫びだ。
「今週にはちょっと当たり、出てこんとなあ。いくらなんでもお前、今週の神宮(でのヤクルト戦は)金、土、日かな。その辺で完璧にならんでもいいけど、ちょっと明るい兆しくらいは(見せてほしい)な」
DeNAとの開幕戦(31日、京セラ)まで、あと約半月。話題の対象は大山だ。オープン戦8試合で打率・071(28打数2安打)、0本塁打、0打点。〝春の大山〟と呼ばれ、スロースターターとして知られる4番とはいえ、あまりにも打てていない。卓越した打撃論で知られる将も「俺は心まで読めんもん。ここ(胸を指して)しかないやんか」とお手上げ。スランプ脱出の打開策が見当たらないのが現状のようだ。