初防衛と初のタイトル獲得に向け、闘志を燃やす加納陸(左端)と尾崎優日。中央は丸元大成会長 プロボクシングの大成ジムは6日、兵庫・三田市内で会見し、WBOアジアパシフィック(AP)フライ級王者の加納陸(25)が4月16日、エディオンアリーナ大阪で初防衛戦を行うと発表した。同級15位の亀山大輝(26)=ワタナベ=の挑戦を受ける。
加納は現在、WBO世界同級3位にランクされており、丸元大成会長は「今年中にアジアを卒業し、世界戦をやらせたい。最後の予行演習としてしっかりアピールして欲しい」と期待。加納自身も「世界ランカーにふさわしい試合で圧勝し、世界に進みたい」と必勝を誓った。
2020年11月にWBO・APライトフライ級王座を獲得した加納は1度の防衛後、減量苦から同王座を返上。フライ級転向2戦目となった昨年9月の王座決定戦で判定勝ちし、WBO・AP同級王座を獲得した。戦績は25戦20勝(10KO)1分け4敗。亀山は16戦10勝(3KO)1分け5敗。
今回の興行では7試合が行われる予定で、法大を中退し、プロ入りした大成ジム期待のホープ尾崎優日(20)はWBC世界ユース・ライトフライ級王座決定戦8回戦でバイオラブット・サラブタン(タイ)と対戦。3戦目でのタイトル獲得を目指す。