かまやつひろしの七回忌イベント「ムッシュかまやつトリビュート for 七回忌」に出席した堺正章(左)と井上順(右)
ギャラリーページで見る2017年に他界した歌手、ムッシュかまやつさん(享年78)の命日にあたる1日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで追悼公演「ムッシュかまやつトリビュート for 七回忌」(主催・産経新聞社ほか)が行われた。
武部聡志(66)のプロデュースで、長男の歌手、TAROかまやつ(53)ら縁のアーティスト10人が集結。生前の映像と歌声が随所に登場し、今井美樹(59)は「ノー・ノー・ボーイ」をデュエット。いとこの森山良子(75)は長男の森山直太朗(46)と〝3人〟で「懲りない二人」を歌い、約2000人を沸かせた。
さらに、かまやつさんのプロデュース曲「返事はいらない」でデビューした松任谷由実(69)が同曲を熱唱。「当時の音楽って東京の少年がやってたことでムッシュもその1人。私の感覚とフィットしてありがたかった」と懐かしんだ。
盛り上がりが最高潮に達したのは、かまやつさんが所属したGSバンド、ザ・スパイダースのコーナー。同僚メンバーの堺正章(76)と井上順(76)がヒット曲を畳み掛け、堺は「たくさんいい曲を作ってくれた」、井上も「スパイダースはかまやつさんありき」と感謝した。
アンコールでは全員が顔をそろえて「バン・バン・バン」と「あの時君は若かった」を大合唱。計20曲で故人をしのび、大団円を迎えた。