一回、侍ジャパン・山田哲人の打席で声援をおくるライトスタンド=ひなた宮崎県総合運動公園(撮影・水島啓輔) (侍ジャパン壮行試合、WBC日本代表8-4ソフトバンク、25日、宮崎)3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」が初陣でソフトバンクに勝利した。試合後にはWBCの延長戦で採用される無死二塁スタートのタイブレークを想定した練習を実施。延長十回は両軍1点を取り合って同点で終了した。
新型コロナウイルスの感染拡大防止措置が解禁された今季、プロ野球ではマスクをつけての声出し応援ができるようになり、侍ジャパンの試合でもこの日から応援歌が解禁された。一回、侍ジャパンの先頭打者の山田(ヤクルト)が打席に立つと、おなじみのファンファーレとともに「やまーだてつと!」のコールが響き渡った。
過去のWBCでMLB球団所属の選手が打席に入る際にはNPB時代の応援歌が使われていたが、日系選手で初の日本代表入りを果たしたラーズ・ヌートバー外野手(25)=カージナルス=には固有の応援歌がない。そのため、試合後に球場に残ったファンは、本番でのヌートバーの応援の予行演習を実施。侍ジャパンのチャンステーマを流用したものや得点時に流す「野球場へゆこう」をアレンジしたものが候補に挙がっている。