2回を投げ終えた佐々木朗希(左)と話すダルビッシュ有=ひなた宮崎県総合運動公園(撮影・水島啓輔) (侍ジャパン壮行試合、WBC日本代表-ソフトバンク、25日、宮崎)3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」が初陣を迎えた。
ダルビッシュ有投手(36)=パドレス=は契約などの関係上、試合への出場はできないものの、ベンチに入りチームに声援を送った。先発した佐々木朗(ロッテ)、いわゆる〝第2先発〟として2番手で投げた今永(DeNA)がダルビッシュ直伝のスライダーを試投するなど、現役メジャーリーガーの早期合流が実現した効果がこの日の試合でも発揮された。
SNSのプロ野球ファンも「ベンチにいるだけで投手コーチの風格」とコメントするなど、頼もしさを感じている声が多く見られた。同じパ軍所属選手でも韓国の金河成やオランダのボガーツは代表合宿の合流は大会直前となっており、ダルビッシュがパ軍と深い信頼関係を築き、早期合流が認められたことが侍ジャパンの大きな武器となりそうだ。