バスケットボール女子・Wリーグの名門、シャンソン化粧品は22日、選手7人の退団と李玉慈監督の引責辞任を発表した。
退団したのは藤岡麻菜美(29)、大沼美琴(29)、宮坂桃菜(28)、北村悠貴(28)、千葉歩(26)、栗林未和(24)、野口さくら(21)。李監督が混乱の責任を取り、代わって鵜沢潤コーチが今季終了まで指揮を執る。
シャンソン化粧品は1962年創部。日本リーグ時代に13度、Wリーグで3度の王座を獲得し、皇后杯全日本選手権でも10度の優勝を誇る名門。昨季はプレーオフに進出し4位だった。だが今季はベテランと若手の間で方向性をめぐって亀裂が生じ、昨年12月の皇后杯は2次ラウンドで大学に敗れて姿を消すなど混乱状態だった。
チームは22日のリリースで「方向性の違いにより7選手は退団いたしました。また、李ヘッドコーチは、今回の選手退団という混乱を招いたことの責任をとって辞任いたしました。(略)最終的には各人の意向を尊重することになりました」と説明、「これまでの貢献に対して心より感謝申し上げます」とした。
また「ファンの皆様には大変申し訳なく、チームとしても誠に残念な限りですが、(プレーオフ進出へ)残った選手・スタッフが一丸となり、目標に向けて全力で戦い抜くことをここに表明いたします」とした。
バスケットボール女子日本リーグ(Wリーグ)では7選手について、選手として継続的活動ができるようにサポートするとしている。