大谷翔平は、打撃練習の待ち時間でチームメートと談笑(撮影・山田結軌) 【テンピ(米アリゾナ州)16日(日本時間17日)=山田結軌、竹濱江利子通信員】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)が春季キャンプで初めて取材対応し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が控える中で「今までの中でも一番」と過去最高のコンディションであることを明かした。宮崎市で強化合宿をスタートさせ、2009年以来3大会ぶりに世界一を目指す侍ジャパンに〝吉報〟だ。
大谷翔平史上、最高の大谷翔平でWBCに出場できる。キャンプ2日目に会見し、開幕前時点では〝過去イチ〟の状態であることを明かした。
「今のところは申し分ない。去年よりもさらにいいし、今までの中でも一番いいと思います」
2021年は46本塁打、9勝をマークしてMVPに輝き、昨季は34本塁打、規定投球回に達して15勝を挙げ、MVP投票で2位。過去2シーズンよりもアップグレードされた〝MVP以上〟の状態だ。
「(調整は)例年と変わっていない。それがベスト。今のところ体調もすごくよくきている」
その言葉を裏付けるようにパワーを見せつけた。ブルペン入りした前日と違い、この日は野手組でベースランニングとフリー打撃に参加し、30スイングで4本の柵越え。両翼約111メートルの練習用フィールドで、右翼後方の球団施設を越える推定飛距離130メートルの当たりをかっ飛ばした。