シート打撃で本塁打を放った阪神・ノイジー=宜野座村野球場(撮影・松永渉平) 阪神春季キャンプ(7日、沖縄・宜野座)アレ、間違いなし! 阪神は2023年初の実戦形式となるシート打撃を行い、新外国人のシェルドン・ノイジー外野手(28)=前アスレチックス3A、ヨハン・ミエセス外野手(27)=前レッドソックス3A=が2者連続アーチをかけた。「3番・左翼」として期待されるノイジーの推定135メートル弾に巨人、ヤクルトなど他球団スコアラー陣が戦々恐々。シーズン開幕が楽しみや~!
ひと振りでアレの実現に必要な男だと証明してみせた。左中間スタンド深くに白球を弾ませ、ノイジーが宜野座球場に詰めかけた3000人を沸かせた。拍手喝采を浴びながら、ダイヤモンドを一周。頼りになる助っ人砲が、仕上がりの良さに力強くうなずいた。
ノイジーの本塁打は左中間へ135メートル弾。右は岡田彰布監督(撮影・安部光翁)「うれしかったよ。昨日ブルペンでは何球か見たけど、今日、初めて実戦のグラウンドでボールを見た。その中で修正して高めのボールを打つことができた。ホームランが打てるのは、いつでもうれしいね」
メジャー通算7発。広角打法が売りのノイジーが、2打席目でカウント2-1から左腕・桐敷の146キロ直球を引っ張った。推定135メートルの〝驚弾〟をズドン! 来日1年目のミエセスも2者連続となるアーチを描き、N砲は「外国人選手が一緒にホームランを打つことはあまりない。特に初日、実戦形式で(打てたのは)本当によかった」と声を弾ませた。
1打席目は西勇に投ゴロに打ち取られたが〝一発の怖さ〟を見せつけられ、震え上がったのは他球団の007たちだ。巨人・樽見スコアラーは「インサイドの厳しいところは手を出さず、失投だけをパチンととらえる。被るんですよね、楽天からウチにきたマギー」と証言。2013年の楽天在籍時にはシーズン28本塁打をマークしたマギーの名を3度も出し、クレバーさとパンチ力を兼ね備えた打撃を評価した。セ・リーグ3連覇を目指すヤクルト・石堂スコアラーも「タイプ的にはコンタクトすることに意識が高いというか、重視している打撃に見える」と分析した。
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