落語家、春風亭昇太(63)が8日、水曜レギュラーを務めるニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月~金曜前11・30)に生出演。日本テレビ系「笑点」(日曜後5・30)の大喜利メンバーに春風亭一之輔(45)が新加入したことについて語った。
ラジオのパーソナリティーを務める放送作家でタレント、高田文夫(74)が昨年末、一之輔の加入を予想していたという。昇太は「高田先生が鋭いんだな」と振り返り、高田は「一之輔がさ、持ってかれたくないんだよな」と話していたという。当時は加入を知らない時期で「その時は一之介輔君の可能性もあるじゃないですか。言われても受けないんじゃないかと思ったんですよ。スケジュールなんて合わないんじゃないか。受けないんじゃないですか言ってたら、一之輔さんだったから、僕も結構びっくりして」と明かした。
続けて、「笑点って皆さんは落語家全員が出たがっていると思ってるけど、そういうもんでもない。キャラが付くから、落語がやりづらくなった先輩もいるんです。落語をやると違うみたいな感じになるのがあったわけですよ」と、新規の観客から「笑点」のイメージを期待されることが多いという実情を明かした。
自身は大喜利メンバーとしての加入時、独身だったころから「独身キャラ」が定着。「三遊亭円楽師匠が『こいつ良い年して結婚してない』と言ったらウケてみんなが言うようになった。実際独身だったし。(落語を演じる前に話す)独身のマクラなんかもいっぱい作った」。一之輔については、「悩んだと思うが、出来上がっている。落語界の評価が高い人でもともと落語の仕事がたくさんある。新しく興味を持ってくれる人が来てくれたら、もともと実力がある人だから納得して帰ってもらえる。葛藤はあったと思うけど困らない」とイメージにとらわれないで落語を演じられると太鼓判を押した。
最後に「次、こういうこと(新メンバー人事)があったら教えないでほしい! 本当に教えないでほしい!」と声を大にして笑わせた。
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