今季の飛躍が期待されるプロ5年目の鶴岡果恋(かれん、23)=明治安田生命=が、アマチュアゴルファーのレベルアップを手助けする連載「カレンなGOLF」の第3回。今回は、多くのアマチュアを悩ませるスライスの改善法です。まずは、お伝えする〝脱出3カ条〟を意識してください。理想的なスイングへの手助けになるはずです。(取材構成・阿部慎、須田雅弘、取材協力・第百ゴルフクラブ=横浜市栄区)
前回はアドレスについてアドバイスしました。次は、多くのアマチュアの方が悩む、ショットのスライスを改善していきたいと思います。〝カレンなスライス脱出3カ条〟をお伝えしますので、実践してみてください。
【❶テークバックで〝勝負の30センチ〟を見直そう】 そもそもスライスの大きな原因は、クラブフェースが開いてインパクトを迎えることです。それなのに多くの方が、テークバックの時点ですでにクラブフェースを開いて上げているようです。自由に、つまり腕や手の動きが楽なように無造作にクラブを上げていくと、フェースは自然と開きます。当然、スライスにつながります。
そこで、フェースを地面に向けるイメージを持ちましょう。私が大切にしているのが、スイングの始動から最初の30センチほど。クラブヘッドが膝の高さくらいに来るまでは、左手の甲を下に向け続けるイメージを持つと、フェースが開かなくなります。体の真正面に人がいると想像してください。その人に、グローブのマジックテープのロゴの部分を見せ続ける意識でクラブを上げていくイメージです。
【❷極端なインサイドアウトを意識】 また、スライスが出る要因の一つが、カット軌道です。目標に対してヘッドが外側から入ると、フェース面がフラットだったとしてもボールにスライス回転がかかります。
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