強いチャビ・バルセロナ!ここ15試合13勝2分けで昨季無敗記録に並ぶ…ホームではわずか1失点とクラブ史上最高の守備力 チャビ・エルナンデス監督率いるバルセロナが好調だ。今季ここ15試合で無敗を貫き、昨季の記録に並んでいる。
ラ・リーガで首位を走るバルセロナは5日の第20節、本拠地カンプ・ノウでのセビリア戦に3-0で勝利して、同日にマジョルカに敗れた2位Rマドリードに勝ち点8差をつけた。そしてここ15試合を無敗で切り抜け、チャビ監督は昨季の記録に並んでいる。
チャビ監督率いるバルセロナは昨季、1月23日からヨーロッパリーグでフランクフルトに敗れる4月14日まで無敗を継続。成績は11勝4分けだった。その一方で今季は10月16日からここまで無敗を貫き、その成績は13勝2分けと昨季のものを上回っている。
バルセロナが今季、最後に敗れたのはチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節、カンプ・ノウでのBミュンヘン戦(0-3)。加えてラ・リーガでは敵地サンティアゴ・ベルナベウでのRマドリード戦(1-3)が最後かつ唯一の敗戦となっている。
今季ラ・リーガ第20節までを17勝2分け1敗で終えるバルセロナは、ここまでに42得点を記録。チーム内得点王はもちろんFWロベルト・レヴァンドフスキ(13得点)で、MFペドリ、FWウスマン・デンベレが5得点ずつで彼に続く。そして特筆すべきは守備面だ。失点数はわずか7で、なおかつカンプ・ノウでは10試合を戦って許したゴールは1点のみ! バルセロナの砦でゴールを決めた唯一の相手選手は、エスパニョールFWホセルだった。
バルセロナはポゼッションフットボールを哲学とする攻撃的なチームだけに、守備網が綻んで相手の決定機を許すこともあるが、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンがかつての輝きを取り戻して好セーブを連発。加えてDFロナルド・アラウホ、DFアンドレアス・クリステンセン、DFジュール・クンデもそれぞれ個人で手堅い守備を見せる。第20節を終えて7失点しか喫していないというのは、バルセロナのクラブ記録だ。
チャンピオンズリーグではグループステージで敗退し、懐疑的な目で見られたチャビ監督のバルセロナ。状況を逆転させた現在、ラ・リーガ、さらにはプレーオフでマンチェスターUと対戦するヨーロッパリーグでの歩みに注目が集まっている。(Goal.com)
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