アニメ映画「BLUE GIANT」の完成披露に登壇した山田裕貴(中央)を囲み、左から音楽担当の石若駿、上原ひろみ、馬場智章、登場人物の声を担当した間宮祥太朗、岡山天音、立川譲監督=東京・有楽町 俳優、山田裕貴(32)が7日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日比谷で行われたアニメ映画「BLUE GIANT」(17日公開)の完成披露試写会に登壇した。
同名人気漫画が原作で、世界一のサックスプレーヤーを目指す主人公・宮本大の声優を務めた山田。大と同じ19歳の頃について「高校を卒業して名古屋から上京したのが18歳のとき。俳優になるため、芝居の学校に通って、毎日、(その勉強に)追われてました」と振り返った。
そのかたわらアルバイトもしていたそうで、胸につけた名札には「『俳優王に俺はなる』って書いてました。主人公と同じ感じですね」となつかしそう。「僕はものすごく怠け者なので、そう宣言していたんです」と自分に言い聞かせるためでもあったようだ。
劇中で大はジャズトリオを結成。ピアノ担当役の間宮祥太朗(29)は「僕は19歳当時、俳優のかたわら実際にバンドを組んでボーカルとギターをやってたんですが、コンビを組むギタリストの足かせになると思ってやめました。彼は今もミュージシャンをしています」と告白。ドラム担当役の岡山天音(28)は「(ガールズグループの)『少女時代』のライブで山田くんと初めて会いました」と思い出を語り、山田と顔を見合わせお互いニンマリした。
この日は劇中の音楽を担当したミュージシャン3人も登壇。ピアノ担当の上原ひろみ(43)は原作が気に入り「オファーを受ける前から曲を書いてました」と打ち明け、劇中の音楽もほぼ全て担当。「人生でこんなことってあるんだと思いました」と感激の面持ちだった。テナーサックスは馬場智章(30)、ドラムは石若駿(30)が担当した。
この記事をシェアする