米大リーグ、アストロズのフランバー・バルデス投手(29)がドミニカ共和国代表として出場予定だった3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場できない可能性が浮上したと6日(日本時間7日)、同国メディアが報道。すでに辞退が報道されたルイス・カスティーヨ投手(30)=マリナーズ、ルイス・セベリーノ投手(28)=ヤンキース、フレディ・ペラルタ投手(26)=ブルワーズ=とあわせて、先発候補4人が抜ける痛手となった。
同国メディアは現状の先発候補を昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞投手、サンディ・アルカンタラ投手(27)=マーリンズ、クリスチャン・ハビエル投手(25)=アストロズ、ジョニー・クエト投手(36)=マーリンズ、ロアンシー・コントレラス投手(23)=パイレーツ=の4人と予想。依然として強力な投手を擁しているものの、スケールダウンは否めない。
先発投手陣で最高の評価だったドミニカ共和国の弱体化により、次に高い評価をされていた米国、メキシコ、日本の先発陣が今大会の最強格となるとみられる。米国はサイ・ヤング賞3度の左腕、クレイトン・カーショウ投手(34)=ドジャース、通算195勝のアダム・ウェインライト投手(41)=カージナルス、巨人でも活躍したマイルズ・マイコラス投手(34)=同=を擁し、メキシコは21年に20勝、昨季は17勝を挙げた左腕、フリオ・ウリアス投手(26)=ドジャース=を筆頭にホセ・ウルキディ投手(27)=アストロズ、タイフアン・ウォーカー投手(30)=フィリーズ=と駒がそろっている。
C組の米国、メキシコと並んで、B組の日本も大谷翔平投手(28)=エンゼルス、ダルビッシュ有投手(36)=パドレス=に加え、将来のメジャー入りが期待される山本由伸投手(24)=オリックス、佐々木朗希投手(21)=ロッテ=を擁することから、各国メディアの戦力分析報道では高い評価を受けている。
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