★FC東京、’19MVP仲川獲得など的確補強で上位狙う
アルベル監督就任1年目の昨季はボールを保持する新たなスタイルに移行し、6位と健闘した。主力選手の多くが残留し、的確に補強できた今季はさらなる上位を狙う。
昨季チーム最多の12ゴールを決めたアダイウトンや、ディエゴオリベイラは健在。2019年にJ1で得点王と最優秀選手(MVP)に輝いた仲川を横浜Mから獲得し、攻撃力は増しそうだ。昨季高校出1年目でリーグ戦31試合に出場した松木は、さらなる成長に期待。中盤の底に入る東慶や、J1鳥栖から加入した小泉が攻守に安定感をもたらす。
昨年のW杯カタール大会に出場した36歳の長友も現役続行。バングーナガンデら若手と競争しながら精神的支柱としてチームの士気を高める。
★神戸、負傷者多く不安も…イニエスタ開幕ピンチ
故障者が多かった昨季は13位に終わり、残留争いにも巻き込まれた。今季もキャンプから負傷者が多く、イニエスタ=写真、菊池、飯野らは開幕に間に合わない可能性がある。ベテランの大迫、武藤らを含め、主力がシーズンを通してプレーできるかどうかが焦点だ。
攻撃陣には突破力のあるジェアンパトリッキが加わった。中盤は小林祐(札幌)郷家(仙台)が抜けたが、ボール奪取が持ち味の斉藤が穴を埋める。槙野が引退し、小林友(セルティック)が移籍した守備ラインは手薄。山川や京都から移籍した本多らの奮起がいる。
イニエスタは2021年に更新した内容では今季末までの契約で、日本でプレーする姿を見られる最後のシーズンになるかもしれない。有終の美を飾ることができるか。
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