江戸時代の男女逆転の世界を描くNHKドラマ「大奥」(火曜後10・0)は、7日放送の第5話から新章「第5代・徳川綱吉 × 右衛門佐編」がスタート。綱吉(仲里依紗)を支える重要キャスト・柳沢吉保役として倉科カナが出演することがこのほど、NHKから発表された。
柳沢吉保は綱吉への忠誠心を誰よりも強く持つ美しき側用人。倉科は出演にあたり、「吉保の静かに蠢く感情、深い愛、愛ゆえの憎悪、演じていてとても苦しく、最後の最後までもやはり虚しくて。 でも、その抱えているもの全てを表面に出さず、ただただ寄り添い見つめている吉保の気高い姿。 表立って華やかな役柄ではないですが、ぜひ吉保の愛の行き着く先へも注目していただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。
ほかに男性新キャスト3人も発表。鷹司信平役で本多力、伝兵衛・お伝の方役で徳重聡、秋本役で中川大輔が出演する。鷹司は公家出身で綱吉の御台所。右衛門佐(山本耕史)を京から呼び寄せるという役どころ。伝兵衛・お伝の方は綱吉の側室で、世継ぎである松姫の父。秋本は御台所・鷹司信平(本多力)付きの中臈であったが、右衛門佐(山本耕史)の部屋子となる…という役だ。
「大奥」の原作は漫画家、よしながふみ氏による同名傑作コミック。江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、若い男子のみが感染する伝染病がまん延し、日本の社会構造は激変。江戸城でも将軍職は女子へと引き継がれ、大奥では希少な男子を囲い、男の世界が築かれていくというSF時代劇だ。これまで同作の一部が映画、ドラマ化されてきたが、3代将軍・家光の時代からラストとなる大政奉還まで映像化されるのは今回が初めてとなる。堀田真由、福士蒼汰、仲里依紗、山本耕史、冨永愛、中島裕翔(Hey!Say!JUMP)らが出演。脚本は「JIN-仁-」「ごちそうさん」「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」などを手がけた森下佳子氏。主題歌は幾田りら 「蒲公英」。
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