2023年の関西初の大会を制した和泉北・泉佐野・藤井寺 リトルに球春到来! 「第30回キキョウ旗争奪リトルリーグ野球大会」は4、5日に東大阪市の金岡公園野球場ほかで行われ、和泉北・泉佐野・藤井寺連合が決勝で南京都を7―4で破り、2023年の関西最初の大会で優勝を飾った。3位は大阪生野・大阪淀川・大阪なみはや連合と豊中・交野連合。
今大会でホームランを放った南部連合の(左から)別府、角川、小林、向井真冬とは思えぬ陽気に誘われて、選手の笑顔と、ベンチの掛け声と、保護者の大歓声。一丸となった南部連合が、関西の今年初大会を制した。
強敵の南京都に一発攻勢だ。4番・向井悠人(5年)、2番・角川歩夢(6年)のソロなどで3―3の四回。3番・別府礼太(6年)が2死満塁から中越え殊勲弾を放ち「緊張してたけど手応えがあった」と喜んだ。
準決勝までも1番・小林夕誠(6年)、別府、向井が一発。「向井、小林、角川は今回が初ホーマー。三振していいから初球からドンドン振っていけと言っている。覚醒しましたね」と菊川眞康監督は興奮を隠せない。
南部連合を初優勝に導いた、別府の四回の勝ち越し満塁弾2年前のバファローズ杯関西春季大会からの3チーム連合で初優勝。それぞれ1970年代創立の名門だが、近年の団員減少もあって協力。合同練習は月1回程度で「守備は難しいところがあった」と指揮官がいうが、各自の打撃中心の練習がようやく実った。
「みんながランナーをためて上位に回してかえした。一緒にプレーを重ねて団結力がついてきた。今まで見えてなかった優勝なのでよかった」。別府の言葉が、ワンチームの充実感を表していた。
この記事をシェアする