2位に入り、表彰を受けた小林陵侑=ビリンゲン(共同) ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプは5日、ドイツのビリンゲンで男子個人第20戦(ヒルサイズ=HS147メートル)が行われ、小林陵侑(土屋ホーム)が134・5メートル、145・5メートルの合計252・3点で2位に入った。今季4度目の表彰台。1回目は7位だったが、2回目にトップの得点を出して巻き返した。
小林陵は7位で迎えた2回目にヒルサイズに迫る145・5メートルを飛び、興奮気味に右手の人さし指を突き上げた。「やっと出た、という感じ」という会心の飛躍で一気に順位を上げ、海外でのW杯で今季初の表彰台に立った。
2週前の札幌大会で今季初勝利を含む2勝。この日は湿った雪が降り続ける難条件を攻略した。ようやく状態を上げてきた北京冬季五輪金メダリストは、米国のレークプラシッドに転戦する次戦へ「初めて飛ぶ台なので楽しみ」と目を輝かせた。(共同)
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