英メディア「ユーロスポーツ」など英国の複数のメディアは6日、サッカーのイングランドプレミアリーグ、マンチェスター・シティーが財務規則の違反で捜査当局に起訴されたと伝えた。
記事では「2009―10シーズンから17―18シーズンまでの9シーズンにわたる100件以上の規制違反に関し、4年間の調査が行われた」と説明。英紙「サン」(電子版)もこの問題を報じ「クラブはスポンサー収入を水増しして報告。実際はスポンサーではなく、アラブ首長国連邦(UAE)のオーナーから直接お金が支払われていた。また、UAEのクラブと密約を結び、元監督のロベルト・マンチーニへの給与額を倍増。若年層の選手獲得に関する規則を破った」と報じた。マンチェスター・シティーが有罪判決を受けた場合、「リーグ戦のポイントの減点や、厳しい判決の場合はリーグからの除名の可能性もある」と伝えた。
欧州のリーグ戦では、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)制度が2011-12シーズンから正式に導入されている。クラブの経営の健全化・安定化を義務づけ、財政破綻を未然に予防するためのもので、オーナー個人からの損失補填などを禁じている。
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