キャンプで熱血指導するオリックス・中嶋監督(撮影・薩摩嘉克) ドカーーーン! オリックス・中嶋聡監督(53)が第1クール最終日となった5日、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に日本代表として出場する宇田川優希投手(24)にカミナリを落とした。「今のままじゃ使い物にならない」-。ブルペンでの投球練習で本調子を欠く右腕に、心身ともに改善を求めた。
日の丸を背負う覚悟が見られない。だから、珍しく厳しい言葉を並べた。第1クール最終日。中嶋監督は、WBCの日本代表に選ばれた宇田川にカミナリを落とした。
「どういうオフを過ごしたのか、ちょっと良く分からないですけど。そういうところ(日本代表)に入っているという自覚があるのか、ないのか。そういう準備ができているか、できていないのか、そこが甘さだと思います。はっきり言って、今のままじゃ使い物にならないんじゃないですか」
宇田川は自主練習を含めて、4日連続のブルペン入り。武器のフォークを含めて、この日は50球を投じたが、捕手出身の指揮官はダマされない。
184センチ、92キロ。球団発表のサイズよりも、明らかに大きく見える。「誰が見てもそう思うでしょ」。WBCへの調整以前に、最速159キロを誇る自慢の真っすぐが投げられていない。「調整不足じゃないですか。全くでき上がっているようにも見えないし、あまりいい状態じゃない」とバッサリだった。
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