Rマドリードに勝ち点8差をつけたバルセロナだが…チャビ「マドリーのことは絶対に死んだとみなしてはいけない。彼らは逆転してくる」 バルセロナは5日にラ・リーガ第20節、本拠地カンプ・ノウでのセビリア戦に3-0で勝利した。これで2位Rマドリードとの勝ち点差は8に広がったが、チャビ・エルナンデス監督は慢心が許されないことを強調している。
後半にDFジョルディ・アルバ、MFガビ、FWハフィーニャがゴールを決めてセビリアを下したバルセロナは、同日にマジョルカ戦を落としたRマドリードとの勝ち点差をさらに広げることに成功。優勝に向けて独走態勢に入った。
しかしチャビ監督は、勝ち点8差でもRマドリードのことを侮ってはいけないことを強調。試合後、不撓不屈の逆転劇をアイデンティティーとする宿敵について、次のように語っている。
「Rマドリードのことは死んだとみなしてはいけない。絶対にだ。私は選手として彼らの凄まじい逆転劇を身をもって経験してきた。監督としてあれを繰り返すことは望まない。今はまだ2月なんだよ」
「私はバルサが優勝の本命だと感じていない。難しいアウェー戦がまだ残っていて、加えてマドリーをここに迎えなくてはいけない。下位のチームは必死に戦っているし、私たちは慎重に、落ち着いて進んでいかなくてはいけない」
チャビ監督はその一方で、この試合でともに1得点1アシストを記録したJ・アルバ、ハフィーニャについても言及している。
「モンティエルの背後にスペースがあった。ジョルディは並外れたラストパスを出せる選手で、攻撃で多大な貢献をしてくれる。彼のようなラストパスが出せる選手はほかにおらず、今日はそのラストパスにかかっている試合だった」
「セビリアは後方で守備ブロックを形成し、そこでアルバがサイドからチャンスを創出してくれた。バルデはもっと驚きを与えるプレーが得意な選手で、今日はアルバの日だった」
「ハフィーニャに関しては、私は以前から満足していた。外では批判があったようだが、私たちはゴールやアシストだけで選手を評価しているわけじゃない。彼は激しくプレーでき、ボールを奪うこともできる。それらはチームの成功の保証になるものだ。2試合連続でゴールを決めて存在感を増しているようだが、彼はシーズンを通して素晴らしいプレーを見せているよ」
バルセロナはスペイン・スーパーカップで優勝を果たして以降、そのパフォーマンスが上向き続けているようだ。
「タイトルを勝ち取ることは重要だ。一度も優勝を経験したことがない選手たちもいたが、そんな彼らも自信を手にすることができた。ロッカールーム内で重要な化学変化が起きているんだよ。今、チームは自分たちのことを信じられるんだ」(Goal.com)
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