★C大阪、チームに戦術が浸透 タイトル獲得狙う
小菊監督の下で3シーズン目を迎える。前線から積極的にボールを奪うサッカーが浸透。昨季はリーグ5位と上位定着の土台は固まりつつあり、主力選手の多くが残った今季はリーグ3位以内とタイトル獲得を狙う。
MF清武が主将としてチームを引っ張り、攻撃を組み立てる。守備はDFマテイヨニッチ、GK金鎮鉉を中心に安定感がある。2桁得点の選手が不在と決定力が課題だったが、横浜Mから昨季11得点のFWレオセアラを獲得し、福岡から攻撃的なクルークスが加入。2010年以来の復帰となる元日本代表MF香川の経験も力になるだろう。
昨季J1デビューした18歳のFW北野や、鹿児島・神村学園高出のFW大迫ら若手が台頭し、戦力に厚みが増せば目標達成が近づく。
★福岡、昨季J1最少29点 得点力向上目指す
昨季は残留争いの末に14位で踏みとどまった。J1で最も少ない29得点だった攻撃力不足が苦戦の大きな要因。4季目の指揮を執る長谷部監督は「得点にフォーカスしてチームをつくり上げる」と改善を図りながら、リーグ戦8位以上、YBCルヴァン・カップで4強以上を狙う。
好材料は昨季チーム最多の10得点をマークした山岸の残留。J2東京Vで21年シーズンから2季連続の13得点を挙げた佐藤も加わり、周囲との連係が高まれば得意とするクロスからのシュートも増えるだろう。
生命線の堅守を支えていた左サイドバックの志知が抜けたが、鹿島から小田を補強。古巣復帰で複数のポジションをこなせるDF亀川は、全体的に選手層が薄いチームで期待がかかる。
この記事をシェアする