プロボクシング元2階級制覇王者の亀田大毅が動画投稿サイトYou Tubeに自ら作詞・作曲した「みんなへ」のミュージックビデオを公開している。2010年2月7日、WBA世界フライ級王座を獲得後、会場で弾き語りした曲だ。
「今までこのために練習してきた。21年間、生きてきて、一番うれしかった」
王者デンカオセーン・カオウィチット(タイ)に3-0で判定勝ち。09年10月に対戦した際は0-2で判定負けしていた。3度目の挑戦でようやくつかんだ世界の頂点。涙と鼻水で顔はクシャクシャになった。
07年10月、WBC世界同級王者・内藤大助に挑んだ初の世界戦は、悪質な反則を繰り返し判定負けを喫した。反省の色が見えない態度もとがめられ、社会問題にまで発展。ボクサーライセンスの1年間停止処分を受けた。地に落ちた亀田家のヒールが、ヒーローになった瞬間だった。
「王者になるため練習してきた。そんなに強くない俺が頑張ってこれたのは家族のおかげや」
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