【サンディエゴ(米カリフォルニア州)4日(日本時間5日)】エンゼルスの大谷翔平投手(28)について、ペリー・ミナシアンゼネルマネジャー(GM、42)はWBCでの二刀流容認を明言した。
球団トップからGOサインが出た。大谷のWBCでの起用法に「制限はあるのか」と問われたミナシアンGMは「全くない。二刀流で出場するだろう」と言い切った。
日本代表・栗山監督は、かねて大谷の起用法について球団と調整中であることを明かしていた。二刀流での起用、先発や救援の役割指定、球数制限などの要請も懸念されたが、これでDHで打者出場しながら、基本的には先発投手としてダルビッシュ(パドレス)らとローテーションを担うことが有力に。大会終盤での抑え登板など起用の幅も広がった。
日本代表への合流時期も確定した。同GMは「多少前後するかもしれないが、3月1日(日本時間2日)に日本へ出発する」と明かした。宮崎合宿には参加できないが、3月3、4日の中日との壮行試合前には名古屋入りし練習に加わる。
大谷は15日(同16日)にエンゼルスでキャンプ初日を迎え、帰国前にオープン戦で1度先発する予定。既にアリゾナでブルペンでの投球練習も開始しており、二刀流での世界一奪還へ、視界は良好だ。(アナハイム=丹羽美佳子通信員)
この記事をシェアする