十両1回戦で武将山(左)を破った朝乃山=両国国技館(代表撮影) 大相撲のトーナメント大会は5日、東京・両国国技館で行われ、平幕大栄翔が初優勝した。決勝で関脇豊昇龍を突き出し、賞金250万円などを獲得した。3位は妙義龍と阿武咲。
十両は北の若が制覇。2回戦で元大関の朝乃山を破った。大会は新型コロナウイルスの影響で中止が続き、3年ぶりの開催だった。
朝乃山は十両トーナメント2回戦で北の若に寄り切られた。取組内容には不満げだったが「3月場所がメイン。前に出る自分の相撲を取って、喜んでもらえる15日間にしたい」と決意を新たにした。
2月は地元の富山県に帰省する予定で「富山の皆さんの応援は力になる。感謝の気持ちをもってあいさつしたい」と引き締まった表情。「来年のトーナメントは幕内で出て、優勝を目指したい」と周囲の期待に応える覚悟を口にした。
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