【メンヒェングラートバッハ4日(日本時間5日)=円賀貴子通信員】ドイツ19節でボルシアMGとシャルケが対戦し、0-0で引き分けた。シャルケのMF上月壮一郎(こうづき、22)は、4試合連続の先発。これまで見せてきたのびのびとしたプレーは見せられず、惜しいシュートシーンも作ることができず、後半途中で交代した。
この試合は3月の活動に向けて欧州視察を行っている日本代表の森保一監督(54)が視察に訪れた。1月にトップチームデビューしたばかりで売り出し中の上月は、アピールを狙ったが、得点に絡むことはできず。「試合前の入り方っていうのがいつもとは違う感じがあった。実際ピッチの中でふわふわしてしまっていました。4試合出た中で一番ひどいできだった」と悔やんだ。
以下、上月の一問一答。
ーー試合を振り返って
「プロとして試合に向けていい準備ができていないといけないなと終わってから改めて思いました」
ーー具体的には
「試合前の入りかたっていうのはいつもとは違う感じがあった。ピッチのなかでふわふわしてしまってましたし、守備でもいつもだったらミスせずにプレスかけられていたところを行けていなかったりとか。もっとプレーも、メンタルも成長しないといけないと感じました」
ーーいきなりチームで期待される立場だが
「難しいというよりは、こういう状況を経験できることもそうはない。自分がプレッシャーをかけられたときにできるのかは、自分自身ワクワクしてます。これで決めてたら今日もヒーローでしたし、すごく自分の中でいいプレッシャーを感じながらできてるので、楽しみながら成長できてるなと思います」
ーーチームに日本代表キャプテン(DF吉田)がいるのはプラス
「いや、もうプラスでしかなくて。やっぱり麻也さんが来る前、W杯の期間に僕が初めて来たとき、あまり自分を出せていなかったかなというところもあって。で、麻也さんが帰ってきてから、コミュニケーションの部分だったりとか、ピッチの中でも助けていただいて、のびのびできるようになった」
ーー森保監督が来ていて、次の代表は3月。代表への野心は
「もちろん、代表は目指していますけど、まずは目の前の試合で結果とか出せないと話にならない。例えば今日の試合とかでも、もっと走って得点きめて勝っていたら、そういうのも思えたんですけど、今は1日1日必死。そこに意識は持っていけていないかなと思います」
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