★鹿島、「競争と成長」でチーム底上げ図る
2016年を最後にJ1優勝から遠ざかり、近年はリーグの中でかつてのような存在感を示せていない。昨季途中から指揮を執る岩政監督は「競争と成長をもって、優勝を目指す」と述べ、チームの底上げを図る。
守備陣にはタイトルの重みを知る元日本代表の植田と昌子の両CBが復帰。昌子は1月の始動直後に右膝を負傷して出遅れたが、経験豊富な2人が加わったことでシーズンを通した安定感は確実に増す。
昨季途中に移籍した上田(セルクル・ブリュージュ)の穴を埋めきれないでいた攻撃陣には、J1川崎から知念が加入。大黒柱の鈴木との連係が深まれば得点力アップにつながる。J1の広島から入った藤井は快足が持ち味で、好機演出に期待がかかる。
★G大阪、昨季34試合で33得点の攻撃力が課題
残留争いで苦しみ、15位に終わった昨季から立て直しを図る。スペイン出身のポヤトス新監督は、ボールを保持しながら攻撃を組み立てるサッカーを掲げる。
昨季34試合で33得点の攻撃力が課題。けがで7試合の出場にとどまった宇佐美の状態が浮上への鍵となる。J1通算86得点のパトリック、同30得点のレアンドロペレイラの両FWが退団。昨季途中に加入した鈴木や、チュニジア代表としてW杯カタール大会に出場した新加入のジェバリの活躍も欠かせない。
守備陣では元日本代表のDF昌子が抜け、J2山形から21歳の半田が加入。半田とともに24年パリ五輪で活躍が期待されるMF山本理ら若手有望株もおり、中長期的な視野で再建を期す。
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